「せ」背中
いつもより寝すぎた、日曜の午後。
このせまい4畳半の和室で
きみの背中を見ていたい。
まだ寝たりないとぼやく。
なんにも飾らないきみのそのままが好きだ。
レンズを向けると
写真は嫌ってそっぽむいた。
恥ずかしがりやのきみの背中が好きだ。
「す」透き通る
ただ、そこにある
現象
物体
現実
それだけ。
わかる、わかってない、わかってる。
ただ、正直な
感情
反応
行動
否めない。
変化していくもの。
同一なもの。
ただ、そこに流れるtime
戻りたい。戻りたくない。戻らない。
めくるカレンダーの中で、風化しない。
どうしようもない。
そう、前より大人になった。
reality?dream?Where is here?
顔をあげると、そこにいるのは透明な壁。
帰り道は知ってても、迷子になってるの。
so, I want you.
「し」シャッター音
私事ですが、最近カメラにとても興味があります。
出かけるところ、何処でも持って行きます。
持っていくはずが家に忘れてしまった時以外は、持って行きます。
被写体を見つける。
「あ!撮りたい。」って思った瞬間に、ボタンを押す。
「カシャ」ってシャッター音が鳴る。
その段階が楽しい。
カメラを持ち歩くようになって、
何気ない日常の中にいつでも、どこでも、面白いことが隠れてるんだなーって気づかされます。
面白いものを撮ってやろうと自然と探すようにもなりました。
自分の中の色んなアンテナがピンピン反応する。
その感覚が楽しい。
後から見て、思わず笑っちゃう写真やら、
恥ずかしくなっちゃう写真やら。
面白発見器のシャッター音がなった数だけ、楽しい想い出が増えていきます。
「さ」作文
小学校のころって、機会があるごとになんだかんだ作文書かされた。
夏休みの宿題の読書感想文。
工場見学に行った後の作文。
将来の夢についての作文。
体育館で町の偉い方のながーーい話を聞いた後の作文。
必ず配られた400字づめ原稿用紙。
自分の気持ちを思ったままに言葉にしていくことで、
白い原稿用紙が、字で埋まって行くのが楽しかった。
大体、学期の終わりに作文集になって手元に帰ってくるの。
んで、こっそり大好きなあの子の作文だけ熟読。
文字の癖まで真似して書き写すのだ。
なんかその時だけ好きな子になった気がして、楽しかったんだもん。
時間を削文、恋が咲く文。
「こ」言葉
言葉は、私の感情をいつもくすぐる。
時に、私をよろこばせ、
時に、私を悲しませる。
時に、人を勇気付けるし、怒らせることだってある。
想いや気持ちを伝えたり、繋げたりするための大切なツール。
簡単に発せる言葉もあれば、一生に一度しか口に出来ない言葉もある。
同じ単語でも、使い方では意味すら変わってくる。
無鉄砲に発しまくられた言葉たちと、
狙いが定まった渾身の一言。
どっちを大事にしたい?
気持ちの入った言葉は、人に伝わるって信じてる。
上手い台詞じゃなくて、下手な言葉を言いたい。