大好きな岩井俊二監督の映画をこないだ観た。「花とアリス」。
舞台は高校時代。
おさな馴染みの花とアリス。
花が好きになる落語部の先輩を仲介にしながら、話が展開していく。
友人との日常を面白いテーマから切り取り、描き出している作品。
岩井俊二は、監督・脚本も本人のオリジナル。
この「花とアリス」においては、音楽までも手がけている。
本当にいつも思うんだけど、
映像がキレイ。一瞬一瞬すべてがまるで、アート作品。
写真や絵画を観ているような気持ちになる。
被写体の構図やら、
流れるようなカメラの動きとか。
時間、空間、余白の使い方。
そのカメラワークにいつも胸がきゅんとさせられる。
撮影監督は篠田昇さん。
岩井俊二監督の脚本で描かれる世界観を、みごとに非現実風にしあげている。
「リリィシュシュのすべて」や「スワロウテイル」でも思ったけど、
岩井俊二監督の物事や現象に心ひかれる箇所にとても共感できます。
現実と非現実の入り混じる瞬間とか、何かをきっかけに急に周りの空気が切れ変わる雰囲気とか。
ああ、そういう風に切りとって表現するのか、、と感動します。
勉強になります。
おこがましいとか言わないでください、ww
みんなにもぜひ見て欲しいです。