昨日、映画をみた。「フォレスト・ガンプ 一期一会」
むかーしに一度見たことがあったけど、そのときの私はこの映画のよさを理解することができなかった。
そのときは、ただ長い単調な映画の一つだった。
今回、久しぶりに見て、かなり感銘を受けた。
主人公フォレスト・ガンプの人生を過去を回想するかたちで描いた物語。
フォレストは、生まれつき人よりも少し知能指数が低い。
ゆえに純粋で、何も欲を持っていない彼は、ただ決められたことをこなす。
しかも無心で真剣にこなす。
周りの評価が様々に変わっていくが、そのことに彼自身が全く気づいていない。
だって彼はそれをただ続けていただけだから。
彼を取り巻く人間たちは、それぞれ自分の思い描く未来と現実とのギャップに頭を抱えている。
過去のトラウマに引きづられている人。
名誉欲などを持っている人。
そんな人たちが、彼に会うことで何か大切なものに気づいていく。
その様がとても自然で、自分に置き換えて考えてしまった。
そんな彼にもひとつだけ大切にしているものがあった。
彼の心の中にあった愛という存在。
わざわざ決めたものでもなく、気づくものでもなく、無理やり作り上げたものでもなく。
それは決して揺るがない、何度離れても自然とそこにあるものだった。
「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」
フォレストの母が、彼にずっと言い続けていた言葉。
この映画のテーマ。
こうなりたい、とか。
こうするのが一番近道だ、とか。
人は、たくさん頭を使って考えて、自分の人生をなんとか左右しようとするが、
それ自体あまり意味がないことなのではないかと思った。
そう。
開けてみるまで、わからないのだ。
フォレストが最後に、私たちに問いかけていた。
「・・・ぼくらには皆、運命があるのか、それとも風に乗ってたださまよっているのか。」
この答えは、私にはまだわからない。
彼の答えはこうだった。
「多分、その両方だろう・・・両方が同時に起こっているんだ。」
日々是空間論
段ボール
段ボール。
だんだんぼーる。
段ボールは意外と身近に存在します。
紙やら、服やら、、たくさんのものが入るので入れ物として役立ちます。
お引っ越しのときなんか、山ほど積み上がります。
積み上がったその姿は、荷物の高層マンションといえるでしょう。
一階は冬服さん、二階は夏服さん、三階はおなべや食器たち。
騒がしく話し声が聞こえてきそうです。
人間さまだって、お世話になるときがあります。
もらわれ猫ちゃんのように、なかに入ってみてください。
おもいの外暖かいし、外からの音も聞こえません。
なんだか落ち着ける寝室の出来上がりです。
そういえばむかし、段ボールをくっつけて土管みたいなものを作らなかった?
すこし薄暗くて、柔らかい。
ちょっと太めのあのこだって通れちゃう、
ついでに、ネズミのきもちがわかるでしょ♪
やっぱり寒い季節には、みかんはいかが?
はこの中には黄色いみかんがたぁっくさん。
美味しくてすこし甘酸っぱい匂いでいーっぱい!
はこの中ではみんなでわいわい雑談中。
誰が一番にたべてもらえるか、みんなで競争してるかもね。
いつまで、女子なんだと
最近よく聞きますが、
少し前に、大学時代の女友達で集まって女子会をしました^^
やっぱり楽しいねー!
女子会!
女の子ならではの会話がもりもりと出てきます。
恋愛の話やら仕事の話やら、人生の話やら、、。
ランチで語り、カフェで語り、しまいには、酒を片手にさらに語り、、。
話はつきません。
女子道は続く、、★★
クラムボンが好きです。
郁子のやわらかい声は、こころの弱いところをやさしく包んでくれる。
そんな毎日。
されど毎日。
そんなに疲れてちゃ、季節の匂いも忘れちゃうよ。
いつもより少し早く目が覚めたら、窓を開けてみよう。
物事はそんなに難しくない。
柔らかいこころを思い出そう。
さぁ、元気出して、いってらっしゃい。
日々是空間論
電車「ご乗車ありがとうございまーす。」
電車に揺られ目的地に向かう。
聞き慣れた車内のアナウンス。
今日も電車は、どこかからどこかへ私たちを運ぶ。
電車の車内はひとつの社会だ。
様々な目的を持った人々が、それぞれの場所へ向かうために乗っている。
時間帯や曜日によって、その顔を変える。「扉がしまります。ご注意ください。」朝は、通勤列車。
おしあいへしあい、会社へ向かうサラリーマンたち。
いつもは素敵なあの娘も、この時間だけは、むっつり顔。
仕事のできるあの先輩も、押されてなるものかと戦闘態勢。
携帯ゲームに夢中になる学生や巻頭グラビアに釘付けのおじさまたち。
それぞれ目を合わせない、無表情。
会社という目的地までの道のりは、ただただ、遠い。
月曜日は特に厳しい空気感。
「平日は終日、女性専用車両となっております。」
昼間は、カフェ列車。
奥様や大学生さんやご老人たちが、お友達と一緒にぺちゃくちゃおしゃべり電車。
雰囲気が一気に明るくなります。
きっと楽しい目的地に向かうんでしょうね。
それか、今自体を楽しんでいるのかな。
たまに、いい匂いなんかもしてきたりします。あらあら、もうお昼ごはんなのね。
「次は、終点~終点です。」
3時の休憩列車。
一気にまったり電車。
先方に向かうまでの仮睡眠場所にしている営業さん。
読書に励むお兄さん、窓の風景をぼーっと眺め続けるおばあさん。
車内が静かになります。
知らない間に寝過ごしちゃって、終点までいっちゃったりして。
ここはドコ??
電車降りて、あわてて先方に電話、なんてね。
「駆け込み乗車はご遠慮ください。」
夜も更け、アルコールの匂いも漂いだす車内。
みんなの会話する声も心なしか大きくなってます。
改札から電車まで猛ダッシュしてきたおじ様、久しぶりの運動に汗だくです。
数人で大笑いしてる若者たち。
それを文句言いたげな顔して見上げる気難しそうなおじさん。
泣いちゃったりしてる人もいます、さっきまで色々あったんですね。
目的地は、きっと、それぞれが自分の感情丸出しのまま戻れる場所。
あったかいお家に帰るべく、みんな揺られてるんですね。
電車は私たちの感情を連れて走る。
今日もいちにちお疲れ様、
明日からもまた頑張っていこう!
「お忘れ物の無いようにお降りくださいませ。」