こんにちは。店主です。
めっきりここに文字を書くことが減ってしまっていることにふと気づきました。
前回の履歴が、「あけましておめでとうございます」だったので、びびりました。
ノートがもったいない! 
はい、いま、PCに向かっています。

そういえば、先日おしごとしたので、ちょっと自慢しておきます。
大好きでお世話になっている、リノベーションやコンバージョンを行っているアートアンドクラフトさんからのお願いでした。
そろそろ引っ越したい気分がふつふつとわき上がっているので、またお世話になりたいなあ。

北加賀屋にアートで面白い不動産物件が誕生してます。
参加クリエイターさんたちもみんな面白い方ばかり!
レポートしたのでまた読んでみてください。(ちなみに、長いですw)

「8 ARTISTS PROJECT」
大阪R不動産

まだ物件空いてるのかなあ?

more_btn

こんにちは。
コモコモカフェの店主です。
なかなかに、12月半ばになったな、という感覚の午後です。

さて、先日、「Here Now Kyoto」が公開となりました。

a2

Here Nowとは、株式会社CINRAが運営する、都市で最もホットなスポットを紹介する、バイリンガルのシティガイドです。
アジアを中心に東京、沖縄、シンガポールの3都市で展開していましたが、この度、2015年12月に、京都、台北版が公開されました。

京都には、こんなに面白いお店があったんだなと感激しました。同時に、これだけユニークな活動をされている人がいるんだなということを発見できました。個人的にも行きたいお店ばかり。これは本当に、取材の醍醐味ですね〜。
まあ、一番のメリットは、シティサイクルについて詳しくなったこと、京都市の難解なバス路線が理解できるようになったことでしょうか。

取材途中に、
人生相談の話になったり、
仕事への取り組み方について談義したり、
次の取材先に一緒についていってもらったり、
面倒くさいライターだったと思います(笑)

お付き合いくださったみなさまに、感謝いたします。

編集担当の方も、人間味のある方で一緒にお仕事できて楽しかったです。大阪に出張で来られたときに、忙しいスケジュールの中、10分の時間を作って会いにきてくださったときは、感動しました。
やっぱり顔の見える、心の繋がるような関係性の中で仕事も進められるべき。
そういう人が運営する会社が、愛されて残っていくし、結果的にいいものを作るんだよなあと実感しました。

more_btn

こんばんは。コモコモカフェの店主です。

最近やっと少しずつですが、自分のサイトのブログを更新するようになってきて、いい傾向です。
そして、過去のお話も含めて書いていきたいと思います。

7月頭に、GREENSPACEの辰己兄弟さんの取材をさせていただきました。
本当に想いの熱い、バランスを補い合った2人で、すごく惹き付ける魅力のあるご兄弟でした。

辰己兄弟

庭と暮らしについてのお話をお伺いしたのですが、思わず「ウンウン」と頷いてしまうような内容ばかり。
私が一番感銘を受けたお話がこれです。

「庭とは本来、生きものをある程度、成長を抑制させながら、生活の身近に置くという高尚な遊びです。生活の後ろにあって、豊かにしてくれる脇役。人間が中心にあるからこそ、人間がどう感じて楽しめるかということが、庭づくりにおいて重要なことです。かつての日本庭園のように眺めるだけのものではなく、庭の枝木を切って花瓶に生けることだけでも、立派な庭の楽しみ方のひとつだと思うんです。今後は、色々な視点から”庭”という空間を捉えて、アクティブな使い方を提案していきたいです。」

設計図面で見ると1 m2の小さなスペースでも、上部には空間が広がっている。両手を広げられる位のスペースがあれば、高さ5mの木が1、2本は植えられると2人は話す。そう考えると、どんな場所でも庭になり得るのだ。庭のある暮らしを楽しむきっかけは、自分たちの中にあって、気付く視点さえあれば、生活を豊かにすることができる。

やはり突き詰めている人のお話って素敵ですね。ハッと気づかされることが多いです。
ライトにわかりやすくまとめた記事はこちらです。
reallocal「「庭」を楽しむ暮らしを。」

ちなみにこの後ろ姿の写真が、雰囲気あって、個人的に相当好きです・・・。

辰己兄弟

そして取材風景○
店主もこう見えて、しっかり働いてるんですぅ・・・w

11017481_735736523204755_1365198291997739008_n

more_btn

大阪編集教室に一年間通っていました。
2013年3月17日に卒業いたしました。

とても濃い一年間でした。
通っている間、個人的にもなんだかんだあった。
そんな中、継続して続けて通いました。

最後まで通ってよかった。
切ない気持ちでいっぱいです。
色んな年代の仲間と、切磋琢磨してモノ作りをしました。
素敵な先生方、OBさん、先輩、後輩さん。
人生を語り合いました。
飲んで笑いました。
モメたりもしました。
わたしの人生に、また素敵な仲間が増えました。

これからもいつでも会えるってわかってるんだけど、
電話やSNSや繋がれるツールってたくさんあるの知ってるんだけど、
「一年間ありがとう」の言葉が飛び交う、やり取りメール。
みんな感覚的に感じている、寂しさは否めない。
過ごした時間の尊さ。

やっぱり、卒業って切ない。
ひとつの節目。
これから次の目的地にそれぞれ向かっていくんだね。
みんなありがとう。

春だなあ。

more_btn

日々是空間論終電間近の改札前駅前の改札。
たいていそこには小さな広場があり、基本的には駅の出口で乗車券や定期券の回収箇所である。
しかし、その駅の改札前では毎日様々な人間物語が繰り広げられている。

特に終電が迫っているときは、、。

hibikore6-1.jpg

改札前の柱の下で泣いている女の子がいる。
通りすがる人たちもなんとなく気になるのだろう。ちらっと横見しては通り過ぎていく。
女の子はしきりに鼻をすすりながら、携帯を握り締めている。
携帯を覗き込んでは、また泣き、また覗く。
世の中の涙には、うれし泣きというものもあるが、こればかりはそうは思えない涙だ。
すると何か突然吹っ切れたかのように、改札に向かって走っていく。
その顔からは、涙はもうなかった。飲み会帰りなのだろう。
ほろ酔い気分の学生さんたちがわいわいと会話をしながら、やってくる。
「ほな、また明日ねー。」「あ、言ってたやつ、持ってきてやぁー。」「おっけー!!」
最後の挨拶もそぞろに、それぞれの乗り場に向かっていく。
また明日も会えるという、その当たり前のようで実は特別な約束が、とても自然にかわされていく。今日はさりげなく終わっていく物語も、いつか振り返ったときに懐かしい物語になるんだろう。一定の距離を保って歩いてくる男女ふたり。
改札の前で、向き合って何か話をしている。
笑顔で手を振りながら改札の向こうに歩いていく女の子に向かって、恥ずかしげに手を振る男の子。
きっと次、ここで2人を見るときには、もっと寄り添って歩いているんだろう。たくさんの物語が繰り広げられる、終電間近の改札前。終電は、今日というイベントの終わりを告げるアラームであり、
改札前は、その終わりを自ら受け入れるために設けられた節目なのだと思う。
いわゆる決断を下す場所。
だから、改札前には物語が生まれるのだと思う。
人間というものは、終わりが見えて初めて自分と見つめ直すものなのか?終わりが見えたときの時間が生む、空間。

普段はただの改札口が、この場合だけは、「それぞれの大切な場所」となる。

hibikore6-2.jpg

「日々是空間論」バックナンバー

more_btn