「に」にがい
にがいコーヒーを飲みたい気分。
にかいの窓際の席にいる。
にじが見える、そういえばこの店に入る前に雨が振ってたかしら。
にんげんの記憶なんて本当にアテにならないものね。
にしに沈む太陽が、少しまぶしい。
ニット帽が似合うあの子とは、さっきお別れしたばかり。
あぁ、
にがいコーヒーが今日はうまい。
「な」ながい道
道は、どこまでも続く。
山あり谷ありのくねくね道を歩いていく途中で、たくさんの旅人たちに出合う。
その都度現れる曲がり角を、無関心で曲がれるときもあるし、不安に駆られ曲がれないときもある。
ただ、歩いていくことを決めるのは、自分なのだ。
突き当たりだったら、引き返せばいいさ。
すみっこに宝箱があるかどうか、ちゃんとチェックだけはしてね。
右でも左でも、心の選ぶほうに素直に進めばいいさ。
長い道が待っていることには変わりないのだから。
泣いたり、笑ったり、時にはおこったりしながら、
たくさん道草していこう。
道中でもらうお土産、想い出や人との出会いへの感謝だけは忘れないで。
まだ長い旅の途中なんだ。
わたしの道は、どこまでも続く。
8月6日は、淀川花火大会でした。
先週の話です。時がたつのは、はやいものですww
淀川沿いの土手から望む、屋台群と梅田エリアに立ち並ぶビル街の対比。
絶景かな。
お空に浮かぶお月様も、今宵は優雅に花火観賞。
大阪、夏の夜空に花咲く、大爆発。
この派手さ、さすがなにわやなぁ、しみじみ。
まるで、ほんとに花びらが散ってるみたいだね。と。
これでこそ、「花の火」やね。
あぁ。
みんなに素敵な夏の夜を楽しませてくれる、花火職人さんたちありがとう。
本当に、いいお仕事します。
「と」透明
透明なグラスに、注がれる、さまざまな液体。
黄色。
緑。
紫。
黒。
何色もの髪の毛の集団から生まれる。
期待。
思惑。
理想。
欲求。
街中を走り回る、車のエンジン音。
少女の手から生まれる、美しいピアノの音色。
夏を告げる、夜中じゅう鳴き続ける虫の声。
レコードから流れる、デジタル音。
鳴り響く、不協和音。
私の中に、こだまする。
全てはじまりは透明なのに、なぜ私たちは、透明ではないのか。
にごった物体を排除して。
澄んだその目をゆがませた笑顔で、こちらを見つめて。
鏡に映ったその姿を、無色透明に変えて。
「て」てにをは
ひとつひとつ。
組み立てていこう。
いつか昔、居たかった場所には、ずっといたくない。
でも、痛かったところばかり、やっぱりいたい。
ひとつひとつ、自分に問いかけて。
答えがでるまで。
もうすこし。
ひとつふたつ、みっつ。
使うべきことばを、教えて。
使うべきことばは、なんだった?