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自分のにおいってわからないけど、
ふとしたときに、感じる時がある。
それは自分ではない、におい。
自分ではないものがそこにある証拠。
時にそれは、違和感であり、
とても、居心地のよいものであったり。

もらいもののにおい。
もらった瞬間に、自分のものになったはずなんだけど、数日間は元の持ち主のにおい。
ふと気づいて、嗅いでみたらもう無感覚。
自分のものになってしまった、少し寂しさ。

待ち合わせのにおい。
走ってきた人が立ち止まった瞬間に、ふわっと漂ってくるにおい。
一瞬の、喜び。
待っててよかったと思える、このにおい。

借りた本のにおい。
図書館で借りた本は、"図書館のにおい"がするから、つまらない。
ひとに借りた本。
読み終わった感動と一緒に、わたしのにおいも染み付くんだろうな。
わざと長い間、返さなかったりして、悪い子。
返した後は、なんだかいつもと違うにおいがするぞって、きづいてくれる?

化粧品のにおい。
子供のころは、お母さんの鏡台の香水が強烈に感じた。
嫌だなと思ってた。
でも風邪をひいたときに、ずっとそばにいてくれるお母さんは、うそものの香水のにおいじゃなかった。
つらいときに助けてくれる、頼りになるにおい。
それはお母さんのしるしのにおい。

一番すきなにおいは、ずっとそばにあってほしい。
不安なとき、うれしいとき、つらいとき、たのしいとき。
ああ一人じゃないんだな、って感じられるから。

もう二度と出合えないにおいもある。
大事だったのに、消えてしまったにおいもある。
賞味期限も消費期限もないのに。
においは、そういう意味でもむずかしい。

だいすきな、におい。
きっといつか全て、懐かしいなと思えるようになるんだろう。
わたしのにおいも覚えていてね。
大阪編集教室に一年間通っていました。
2013年3月17日に卒業いたしました。

とても濃い一年間でした。
通っている間、個人的にもなんだかんだあった。
そんな中、継続して続けて通いました。

最後まで通ってよかった。
切ない気持ちでいっぱいです。
色んな年代の仲間と、切磋琢磨してモノ作りをしました。
素敵な先生方、OBさん、先輩、後輩さん。
人生を語り合いました。
飲んで笑いました。
モメたりもしました。
わたしの人生に、また素敵な仲間が増えました。

これからもいつでも会えるってわかってるんだけど、
電話やSNSや繋がれるツールってたくさんあるの知ってるんだけど、
「一年間ありがとう」の言葉が飛び交う、やり取りメール。
みんな感覚的に感じている、寂しさは否めない。
過ごした時間の尊さ。

やっぱり、卒業って切ない。
ひとつの節目。
これから次の目的地にそれぞれ向かっていくんだね。
みんなありがとう。

春だなあ。



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