事務所ではラジオが小さく流れている。
時々聞いてるし、時々聞いていない。
そんな耳に急に飛び込んできたのが、ウルフルズの新曲だった。
ウルフルズといえば、「笑えれば」「ええねん」古くは「ガッツだぜ」など、
毎日を懸命に過ごす社会人を元気に励してくれる、メッセージ性の強い歌詞で、ぐさっと心に響かせる曲をつくるミュージシャンだ。
「ええねん」では、23回も“ええねん”が歌われている。(細かいところを数えたら、もっと多いかも)。同じ言葉を繰り返すことで、言葉がこんなにパワーを持つのは、トータス松本だからこそなし得ることなのかもしれない。歌詞を書くのは簡単だが、それを伝えられるようにするのは、決して簡単なことではないだろう。
新曲は、「続けるズのテーマ」という題名だった。
続けていく人に向けてのメッセージ…。頑張ろうぜと。
ウルフルズらしい歌だ。
続けることって、しんどいことであったりもする。やめたいなと思う時は、誰しもある。
続けていく道の途中で何か見つかるはずさ。そう、生きることだって続けていることのひとつなんだ。曲を聴きながらそう感じた。
今、私もその最中。
自分の今いる位置を客観的に見れた気がして、
ドドンと背中を押してもらうというより、そのままでいいよと優しくつつまれた気がした。いつもとは同じ反応だったが、やっぱり元気をもらったな。
よーし、悩みながらも歩いてこう。