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日々是空間論 第1回「おしいれ」

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日々是空間論

おしいれ

押し入れ。。
暗くってじめじめしてて、お布団や季節はずれのお洋服をしまうところ、でしょう。

子供のころは、かくれんぼなんかに使ってて、
最初は、「しめしめ!ここなら見つかるまい!」と思って隠れたはずが、
押し入れの引き戸が今まで居た明るい世界と押し入れの世界の大きなカベになって、なんだか自分が一人っきりになった気がしてくる。
もしかして、後ろになにか良く分からないものが隠れてるんじゃないか、、。
なぁんて背中がぞぞーっとなって不安になってきて、
5分後には、「ここだよー、早く見つけてよーー!」って思ってたり。

そんな押し入れの新しい利用方法を示したのが、
ドラえもん。

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まさかあそこを寝る場所として、活用するとは!
なんて画期的なんでしょ!
さすが、未来の猫型ロボットさんです。

そんな中、面白い情報をネットでゲット。
「押し入れハウス」などと呼ばれる、狭いが格安の宿が首都圏で増えているんですって。
一つの例を挙げると、引き戸をあけると、細い板張りの寝床。そこは1畳に満たない広さ。家賃は光熱費込みで月2万7千円。敷金、礼金もちろんなし。1日900円の計算。
利用者の声の一つに「寝れたらいいじゃないですか。」って、
まぁ確かに、、。

未来の猫型ロボットは、タケコプターよりもっと実用的なものを私たちに教えてくれたみたい


「日々是空間論」リスト

わたし、”空間”について書いてみたい!

そうある日の深夜、布団の中ではっと思いついた。
私は、とっても”空間”というものに興味があることに気づいた。
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ではでは、空間とはなんぞや、、、
漢字をそのまま見ると、「空いた間」。
ウィキペディアによると、”物体が存在しない、相当に広がりのある部分。あいている所。”との説明。

私の考える間とは、「人が存在したり、利用することによって成り立っている場所や間」のこと。
どんな”あいている間”でも、人がその場所となんらかの形で関わっている。
そして、人によって、その場所の捉え方、利用方法や意味づけがそれぞれ異なっていると思う。

自分の部屋
職場
飲食店
公園
そう、トイレだって立派な”空間”だと思う。

なにも、ギャラリーや美術館のようにアートで飾り立てられた場所だけが、空間なんじゃないと思う。

わたしたちは日々の生活の中で、色んな空間を出たり入ったりしている。
あまりに何気なく通り過ぎたり、利用したりしているから、意識していないだけ。

そんな愛おしい空間のこと、改めて思い出してあげるきっかけになれたらいいな。


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