急に雨が降ってきたので、近くのカフェに駆け込んだ。
一杯のアメリカンコーヒーを注文して、席についた。
コーヒーは薄めの方が、包まれている感じがして好き。

座ってから気が付いたが、
カップル、いや、どちらかがカップルになりたいと思っている様子の男女が隣にいた。
2人の側にはギターケースと、折り目があちこちについた譜面が机の上に置かれていた。

「ボーカルっていうもんはな。」
少し大きめの声で話す男。
女は、うんうんとうなづきながら、水滴のついたアイスコーヒーにさされたストローをかんでいた。
「美味しいおでんの大根が食べたいと思って、大根を育てようと思ったら、まずは雑草抜きからなんや。そんなもんやで。」
男は、女にそんな話をしていた。
なかなかいいことを言うなあと思いながら、ふと、机上の譜面をのぞき見た。

青い色のスコア。

スタンダードジャズハンドブックだ。

気づいた瞬間、記憶が過去に旅していた。
この”青本”という言葉をよく聞いたのは、いつ頃だったろうか。

こないだ安西安丸さんの展示で購入した書籍のなかに、一節のエッセイが載っていた。
「ハーレムの夜」という題名で、ニューヨークの「ヴィレッジ・ヴァンガード」に初めて訪れた時に、
憧れのセロニアスモンクに出会った時の話だった。
「セロニアス・ヒムセルフ」を生で聴いた時の感動が、活き活きと描かれているものだった。

そういえば、
同じような折り目だらけの青本を、私は過去にも見た事がある。
一度ではない。
何回も、そしてその音も。

今その音は、どんな譜面を追っているんだろう。

どうしても、セロニアス・モンクが聴きたくなった。

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こんにちは。店主です。
とてつもなく眠たいです。だからといって事務所で爆睡するわけにはいかず・・・。
世の中の眠気真っ最中の人は、どうやって回避しているんでしょう。
お昼寝屋さんってないんでしょうか?

さてさて、昨日は京都に行ってまいりました。
ついでに、京都文化博物館で行われている、「イングリッシュ・ガーデン〜英国に集う花々〜」と、「江戸の植物画」を見に行きました。

キュー王位植物園が所蔵している、多くのボタニカル・アート作品が展示され、また有能なガーデンデザイナーである、ガートルード ジーキルの監修したイングリッシュガーデンの映像も魅了されました。

江戸の植物画

個人的には、ついでに寄り道した「江戸の植物画」の方に、より感銘を受けました。植物の絵画だけではなく、庭園や園芸文化についても触れられていたからです。江戸時代は造園ラッシュで、将軍や公家などだけでなく、資本を蓄えた裕福な都市民・富農も造園を楽しんでいたそう。また、様々な階級の人が交流を図る文化サロンとしても機能したそうです。

木島桜谷の群芳図屏風(大正時代)は、圧巻!!
八曲二双の腰屏風に70種描かれた草花が本当に色鮮やかで、一扇一扇ごとに色風合いや世界観が異なって、琳派ブームを感じさせるものでした。
その他、狩野興也の源氏物語六条院庭園図巻も椿や桜のスケッチも美しかったです。

都林泉名勝図会

一番の出会いは、「都林泉名勝図会」です!
寛政11年(1799)年に刊行された、京都の名庭園を紹介している人気冊子です。
展示作品の前で、長時間ストップしました。
全ページ見てみたいなあと思っていたら、ネット上で閲覧できるサイトがありました。(なんともありがたいです・・!)

http://www.nichibun.ac.jp/meisyozue/rinsen/page3/01.html

江戸時代に懐古しながら、眺めています・・・♩

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こんにちは。店主です。
めっきりここに文字を書くことが減ってしまっていることにふと気づきました。
前回の履歴が、「あけましておめでとうございます」だったので、びびりました。
ノートがもったいない! 
はい、いま、PCに向かっています。

そういえば、先日おしごとしたので、ちょっと自慢しておきます。
大好きでお世話になっている、リノベーションやコンバージョンを行っているアートアンドクラフトさんからのお願いでした。
そろそろ引っ越したい気分がふつふつとわき上がっているので、またお世話になりたいなあ。

北加賀屋にアートで面白い不動産物件が誕生してます。
参加クリエイターさんたちもみんな面白い方ばかり!
レポートしたのでまた読んでみてください。(ちなみに、長いですw)

「8 ARTISTS PROJECT」
大阪R不動産

まだ物件空いてるのかなあ?

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こんにちは。
コモコモカフェの店主です。
おせち、食べましたでしょうか?

2016年がやってきましたね。
具体的になにがあろうがなかろうが、新年はワクワクしてしまいますね。

個人的に、目標をたてました。
「耕す」という言葉です。

種が育つためには、良い土壌が必要です。そのための土造りをしていこうかと。
撒かれた種がしっかり根を張り、すくすくと芽を出して育つ。
そんな環境づくりに精を出したいと思います。

ではでは、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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イタリア人に学ぶ

【家族工房型】
雇用主と労働者がドライな関係ではなく、友人や家族の一員のような関係性。
自分のやっている仕事の意義が目に見えて感じられるし、仕事に感情移入することも容易。
ex)ワイナリー
→目に見えることには一生懸命になれる

【十人十色の職人たち】
最初から最後まで1人の職人が作り上げる。分業・均一化されていない、豊かな差異に満ちた世界。
いい意味で、”何でも屋さん”。
好奇心旺盛でいろいろやってみる。

【先の段取りよりも今】
先の心配をする→目の前のことに100%集中する

【醍醐味は寄り道にある】
最終目的はあくまで最初の一歩を踏み出す方向を示してくれる北極星のようなもの。
過程を楽しむ。
その中から、面白い発想やアイデアが生まれることも。
寄り道こそが人生だ。
ex)古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」

【ビビっとくる直感を大切にする】
好きか嫌いか、美しいか美しくないか。
直感的審美眼を大切にすることで、感性が磨かれる。

【短所は直さない、長所は大事にする】
短所を上回る長所を見つけて評価するのがうまい。
欠点を許容する寛容さ。
欠点と個性は紙一重。

ーーー「最後はなぜかうまくいくイタリア人」宮島勲著 日本経済新聞出版社

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